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『虐殺器官』
第1回PLAYBOYミステリー大賞【国内部門】第1位受賞作。
かつ、「ベストSF2007」「ゼロ年代SFベスト」ともに、国内篇第1位。

主人公・米軍大尉クラヴィス・シェパードは、世界各国で急増している内戦や虐殺を追ううちに、常にその背後にいる謎の男ジョン・ポールの存在に気付き…という粗筋。

読み始めてすぐの印象としては、日本語を母語とする人間の書いた小説らしくない、の一点に尽きた。
筆者が英語圏の人間で、これが日本語に翻訳された小説だと言われても、私はそれを信じただろう。
文章からは、筆者の思考の強靱さと、潤沢な知識がうかがい知れる。
最後の着地点も、鮮やかである。

世界観を同じくする次作「ハーモニー」、読みたいのだが読んでしまったら残り少ない彼の著作を読む楽しみが減ってしまうというジレンマ。
彼が34歳の若さで夭折したことを、悼む。
| 書籍:小説:SF | - |
『夏への扉』

ロバート・A・ハインライン,福島 正実
早川書房
(1979-05)
物語の舞台は1970年12月3日のアメリカ。古いSFです。
主人公の人物造形と飼い猫ピートの猫らしさが魅力。

恋人と親友に裏切られた主人公が、30年間のコールドスリープでやってきた未来。
作中の描写にあるほど、現代の科学は進んでいないような。別のベクトルでは進んでいるような。
そんな間違い探しにも似た楽しさがあります。

タイムパラドックスのネタは特別なものではないですが、逆境に置かれた主人公が才能を発揮し、頑張って状況を変えていく様子に鼓舞されます。SFに抵抗がある方でも、楽しめるのではないでしょうか。
ハートウォーミングな結末も相俟って、冬になると読みたくなる本。私も夏への扉を探したい。
| 書籍:小説:SF | - |
『猫のゆりかご』
猫のゆりかご
猫のゆりかご/カート・ヴォネガット・ジュニア

あやとりのことを、英語では猫のゆりかごというみたいだよ。
ちょっとした手違いで世界が簡単に終わって、だけど自分の人生が終わらなかったら、残された問題はいつどうやって恰好のよい死にかたをするか、の一点なんだね。
わたしも明日世界が終わるなら、今日ボコノン教に入信してもいいよ。
| 書籍:小説:SF | - |
『スローターハウス5』
スローターハウス5
スローターハウス5/カート・ヴォネガット・ジュニア

主人公ビリー・ピルグリムは時の流れから解放されて自分の人生をランダムに巡っていく男だから、粗筋を説明するのが難しいよ。「点」としての彼の人生を追っていくうちに、筆者が第二次大戦中に捕虜として実際に経験した連合軍によるドレスデン無差別爆撃へ、物語の焦点が合っていくよ。
繰りかえされる「そういうものだ」という呟きに込められた諦観が、せつないね。
| 書籍:小説:SF | - |
『シリウス』
シリウス
シリウス/オラフ・ステープルドン

人間と同等の知性・情緒をもつ犬「シリウス」の一生を追いながら、人間という存在について幾多の哲学的な問いを投げかける、SF小説だよ。愛する者を失ったときのシリウスの心理の流れが見事で、何度も読み返してしまったね。犬好きな人はもとより、古典的SFに興味のある手合いには特におすすめしたいよ。
| 書籍:小説:SF | - |
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